NISAで積立を始めるなら、値上がり益だけでなくVポイントも効率よく貯めたいですよね。
ですが、実際は『ポイントは銘柄で変わるのか』『オルカンとS&P500はどちらが得か』『ゴールドやプラチナは本当に元が取れるのか』で迷う人が多いはずです。
この記事では、SBI証券でVポイントが貯まる仕組みと、おすすめ3銘柄、カード別の考え方までわかりやすく整理します。
NISAでVポイントが貯まるおすすめ銘柄3選【結論】

結論から言うと、Vポイントを効率よく貯めたい人ほど、ポイント率そのものよりも低コストで長期保有しやすい王道インデックスファンドを選ぶのが正解です。
理由は、SBI証券でのVポイントは主にクレカ積立と投信マイレージで貯まり、クレカ積立の還元率は銘柄よりカード条件で決まりやすいからです。
したがって、銘柄選びでは分散性、信託報酬、長期で持ちやすさを優先したほうが失敗しにくいです。
第1位:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
最もおすすめなのは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)です。
この銘柄は日本を含む世界中の株式に広く分散でき、3銘柄の中でも合計コストが0.09400%と低水準です。
米国一本に絞るより値動きの偏りを抑えやすく、NISAで長く積み立てる土台として使いやすいのが強みです。
Vポイント狙いでも、保有を長く続けやすい銘柄ほど投信マイレージとの相性がよくなります。迷ったらまずこの1本で始める、という考え方が最も再現性の高い選び方です。
第2位:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
米国の成長力を重視するなら、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が有力です。
合計コストは0.10000%で、3銘柄とも低コスト帯ですが、その中でも十分に優秀です。世界分散ではなく米国の大型株500社に集中するため、オルカンより値動きは大きくなりやすい一方、米国株の伸びを素直に取り込みたい人には向いています。
Vポイント還元の観点では、クレカ積立の還元率は銘柄差よりカード差の影響が大きいです。
だからこそ、銘柄面では『長く握れるか』を基準に選ぶのが合理的です。
第3位:SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
米国株の中でもより幅広く投資したいなら、SBI・V・全米株式インデックス・ファンドが候補です。
合計コストは0.11000%で、上位2本よりわずかに高いものの、米国の大型株だけでなく中小型株まで含めて広くカバーできるのが魅力です。S&P500より対象が広いため、米国全体に賭けたい人に合います。
一方で、初めてのNISAならオルカンかS&P500のほうが比較しやすく、商品性も直感的です。
全米株式は選択肢として優秀ですが、順位としては3位が妥当です。
おすすめ3銘柄のVポイント還元率比較表
| 銘柄 | 投資対象 | 合計コスト | Vポイントの考え方 | 向く人 |
| eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 全世界株式 | 0.09400% | クレカ積立還元はカード条件次第で同水準になりやすい | 迷ったら1本で済ませたい人 |
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 米国大型株 | 0.10000% | クレカ積立還元は銘柄差よりカード差が大きい | 米国成長を重視したい人 |
| SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | 米国株式全体 | 0.11000% | 長期保有なら投信マイレージも意識しやすい | 米国全体へ広く投資したい人 |
この3本の差は、Vポイント率そのものより、投資対象とコストの違いにあります。つまり『どの銘柄が一番ポイントが付くか』ではなく、『どの銘柄なら長く積み立て続けられるか』で決めるのが失敗しない選び方です。
NISAでVポイントが貯まる2つの仕組み

NISAでVポイントが貯まる仕組みは、大きく分けて2つです。
ひとつは三井住友カードで投信積立をする方法、もうひとつは保有残高に応じてポイントが付く投信マイレージです。
積立時にも保有中にもポイント獲得チャンスがあるため、NISAとVポイントは相性が良い組み合わせです。
仕組み①:三井住友カードのクレカ積立で最大3%還元
クレカ積立の魅力は、毎月の積立そのものに対してVポイントを受け取れることです。
重要なのは、還元率は銘柄よりもカードランクや利用条件で決まりやすい点です。
公式条件では、三井住友カード ゴールド(NL)の積立還元率は初年度は利用条件なしで1.00%、2年目以降は前年の年間利用額100万円以上で1.00%、10万円以上100万円未満で0.75%、10万円未満で0.00%です。
つまり、同じオルカンを積み立てても、一般カードよりゴールド、さらに上位カードのほうが有利になりやすい構造です。
銘柄選びとカード選びは、別々に最適化するのがコツです。
仕組み②:投信マイレージで保有残高に応じてポイント付与
投信マイレージは、持っているだけでVポイントが貯まる仕組みです。
SBI証券では、対象投資信託の月間平均保有額が1,000万円未満なら通常銘柄で年率0.10%、1,000万円以上なら年率0.20%相当のポイントが付きます。SBIプレミアムセレクト銘柄なら年率0.15%または0.25%です。
短期売買では効果を感じにくいですが、NISAで何年も積み立てる人ほどじわじわ効いてきます。
ポイント目当てでも、長期保有しやすい低コストファンドを選ぶ意味はここにあります。
【図解】クレカ積立と投信マイレージの違い
・クレカ積立:買うときに貯まる
・投信マイレージ:持っている間に貯まる
・還元率を左右する主因:前者はカード条件、後者は保有残高と対象銘柄
最初に効いてくるのはクレカ積立、長く持つほど効いてくるのが投信マイレージです。
この2つを同時に取りにいけるのが、SBI証券でNISAを使う大きなメリットです。
Vポイントが貯まる銘柄の選び方【3つの基準】

Vポイントを増やしたいからといって、高コストな商品を選ぶのは本末転倒です。
NISAは長期戦なので、ポイントの数十円よりも、信託報酬や投資対象の差が将来の資産額に効きやすくなります。
ここでは、ポイント狙いでも外しにくい3つの基準を整理します。
基準①:信託報酬が低い銘柄を選ぶ
最優先は、信託報酬が低いことです。
今回の3本なら、オルカン0.09400%、eMAXIS Slim 米国株式0.10000%、SBI・V・全米株式0.11000%と、どれも低コスト帯です。ただし、何十年も積み立てるなら0.01%台の差でも無視できません。
Vポイントがもらえても、ファンドコストが高ければ実質的な得は薄れます。
だからこそ、まずは低コストという土台を押さえるべきです。
基準②:投信マイレージ対象銘柄かを確認する
次に確認したいのが、投信マイレージの対象になるかです。
SBI証券では、国内公募株式投資信託が基本的な付与対象です。
一方で、MMF、中国F、MRF、外貨建MMF、ETF、REIT、外国籍投資信託、SBIラップ専用ファンドは対象外です。
『NISAで買える=必ず投信マイレージ対象』ではない点は見落としやすいです。
購入前に、SBI証券の対象条件を確認する癖をつけましょう。
基準③:長期保有に適した王道インデックスを選ぶ
最後は、長期保有に向く王道インデックスであることです。
NISAは短期売買ではなく、長期・積立・分散が基本です。
全世界株式か米国株式のように、投資対象がわかりやすく、低コストで純資産が大きい商品ほど初心者でも続けやすいです。
ポイント狙いで奇をてらうより、王道インデックスを積み上げたほうが、結果としてVポイントも資産も貯まりやすくなります。
【カードランク別】NISAで貯まるVポイントのシミュレーション

ここでは、毎月5万円を積み立てる前提で、年間積立額60万円として考えます。
ポイントは『年間積立額×還元率』でおおまかに試算できます。
銘柄が同じでも、カードの選び方で年間数千ポイントの差が出るため、NISAではカード選びの影響が大きいです。
三井住友カード(NL)の還元率と年間獲得ポイント
一般カードは、少額から始めたい人向けの入り口です。
公式条件では、三井住友カード(NL)など一般カードの積立還元率は、初年度は利用条件なしで0.50%、2年目以降は前年の年間利用額10万円以上で0.50%、10万円未満で0.00%です。年間60万円積み立てる場合、0.50%なら年間3,000ポイントです。
還元率が控えめでも、年会費負担を抑えながらNISAを始めやすいのが強みです。
まず一般カードで始め、年間利用額が増えたらゴールドへ見直す流れが現実的です。
三井住友カード ゴールド(NL)の還元率と年会費無料条件
ゴールドは、Vポイントと使い勝手のバランスが良い本命候補です。
公式条件では、三井住友カード ゴールド(NL)の積立還元率は、初年度は利用条件なしで1.00%、2年目以降は前年の年間利用額100万円以上で1.00%、10万円以上100万円未満で0.75%、10万円未満で0.00%です。
年間60万円の積立なら、初年度または前年100万円以上利用時は6,000ポイント、前年10万円以上100万円未満なら4,500ポイントです。
ただし大事なのは、クレカ積立の利用額はゴールドの年会費永年無料や継続特典の判定対象にならない点です。
つまり、積立だけで条件達成を狙うのではなく、日常の買い物もまとめる必要があります。
三井住友カード プラチナプリファードは元が取れる?
プラチナプリファードは、高還元を本気で取りにいく人向けです。
三井住友カード プラチナプリファードは、毎月の積立で基本1.0%が付与され、2年目以降に年間利用額300万円以上で年間積立額の1.0%、500万円以上で2.0%が年1回加算されます。
したがって、合計3.0%相当は2年目以降かつ年間利用額500万円以上などの条件達成時に限られます。
還元額そのものは魅力的ですが、年会費や通常決済を含めた総合回収ができるかで評価が分かれます。
NISAの積立額が大きく、生活費決済も集約できる人なら候補になります。
逆に、積立額が少ない人やカードを使い分ける人にはオーバースペックになりやすいです。
年間100万円以上使うならゴールドがコスパ最強
結論として、年間100万円以上の通常利用を集められるなら、ゴールドのコスパはかなり高いです。
理由は、1.0%ラインを狙いやすく、一般カードより還元効率が上がる一方で、プラチナほど回収条件が重くないからです。
しかも、積立額は年会費無料条件の集計に入らないため、生活費をまとめられる人ほど有利になります。
NISAでVポイントを貯める積立設定の始め方

設定は難しそうに見えますが、実際は3ステップで進められます。
大切なのは、NISA口座を作るだけで終わらせず、Vポイント関連の連携まで一気に済ませることです。
ここを飛ばすと、還元の取りこぼしが起きやすくなります。
STEP1:SBI証券でNISA口座を開設する
まずは、SBI証券でNISA口座を用意します。
Vポイント投資はNISA口座での投資信託スポット買付や投信積立にも使えるため、最初に口座の土台を整えることが重要です。
Vポイントを使った積立やスポット買付を考えるなら、SBI証券は有力な選択肢です。
STEP2:三井住友カードを登録してクレカ積立を設定
次に、ポイント連携とカード連携を済ませます。
取りこぼしを防ぐには、メインポイントをVポイントに設定し、Vポイントカード登録を行い、さらに三井住友カードVポイント認証とSMBC ID連携まで完了させるのが基本です。
設定画面の流れを動画で確認したい人は次も参考になります。
STEP3:おすすめ銘柄を選んで積立金額を決定
最後に、銘柄と毎月の積立額を決めます。
迷うならオルカン、米国重視ならS&P500、米国全体を広く取りたいならSBI・V・全米株式という決め方で十分です。最初は月1万円でもよいので、無理なく続けられる額で始めるのが成功の近道です。
NISAとVポイントに関するよくある質問

Q. つみたて投資枠と成長投資枠、どちらでもVポイントは貯まる?
A: SBI証券ではNISA口座での投資信託スポット買付と投信積立にVポイントを使えます。
実務上は、対象商品の買付方法に応じて両枠で活用しやすいと考えてよいですが、注文画面で最終確認するのが確実です。
Q. 楽天証券とSBI証券、ポイント還元はどっちがお得?
A: Vポイントを貯めたいなら、結論はSBI証券です。
楽天証券は楽天ポイント経済圏向きで、SBI証券はVポイントやPontaポイントを投資に回しやすいのが強みです。
Q. 貯まったVポイントは投資に使える?
A: 使えます。Vポイントは1ポイント1円分として、国内株式のスポット買付や日株積立、投資信託のスポット買付や投信積立に使えます。現金と併用も可能です。
Q. 投信マイレージの対象外になる銘柄はある?
A: あります。MMF、中国F、MRF、外貨建MMF、ETF、REIT、外国籍投資信託、SBIラップ専用ファンドは対象外です。『NISAで買える』だけで判断しないことが大切です。
まとめ:NISAでVポイントが貯まる銘柄選びのポイント

・結論はオルカンが最有力で、次点がeMAXIS Slim 米国株式、3位がSBI・V・全米株式
・Vポイントは銘柄差よりカード差で変わりやすい
・保有中の投信マイレージまで考えると長期保有向きの低コスト投信が有利
・ゴールドは有力だが、積立額は年会費無料条件の集計対象外
・迷ったらSBI証券で口座開設し、Vポイント連携を先に済ませる
NISAでVポイントを効率よく貯めたいなら、まずはSBI証券で設定を整え、オルカンのような王道ファンドから始めるのが王道です。
ポイント狙いでも、最後に勝ちやすいのは『低コストで長く続けられる銘柄』だと覚えておきましょう。


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